広島経済レポート|広島の経営者・企業向けビジネス週刊誌|発行:広島経済研究所

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  • 掲載ニュース― NEWS ―

    今週の表紙
    ひろぎんエリアデザイン社長に就任 / 前田 昭 氏
    NEWSな人
    AI搭載の清掃ロボット導入へ 九州エリアに指定管理を拡大 / イズミテクノ 本田 雅彦 社長
    選択式の勤務形態、副業解禁 やりがい創出し良質な医療提供へ / 医療法人社団明和会大野浦病院 久保 隆政 会長
ニュース一覧
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グルメ&ナイト― GOURMET and NIGHT ―

話題のお店を取材!
紅茶専科 紅一門 / 野間 真吾 オーナー

3月28日、星ビル地階に開店した紅茶専門店。香る紅茶を中心に世界から約100種をそろえる。市内でバー・トップノートも経営する野間真吾オーナーは、
「紅茶とバー、スイーツのある落ち着ける空間がコンセプトです。香る紅茶はカクテルをテーマにブレンドしたもの。インドネシアやネパールなど珍しい産地の紅茶や世羅町産の和紅茶、健康茶もあります。紅茶を使ったアルコール・ノンアルコールのカクテルもある。お茶の新たな世界を体験してください」
 紅茶の供となるスイーツは、スコーンやフレンチトースト、パンケーキなど全て手作りする。午後2時までのランチセットは、おばんざいやカレー、スープハンバーグなど、紅茶を使用した健康にも配慮したレシピで、紅茶が飲み放題(90分)になる。
「中心部で遅い時間までお茶ができる店。好みの紅茶や楽しみ方に出合ってほしい」

    INFORMATION
  • ◆住所:中区紙屋町1-6-12
  • ◆電話:082-240-1005
  • ◆席数:カウンター8席、テーブル26席
  • ◆平均予算:2500円
  • ◆営業時間:午前11時半〜午後9時(金・土曜は午後11時まで)
  • ◆定休日:月曜
  • ※発行当時の情報となります。過去の記事につきましては、最新情報を掲載店さまにご確認ください。

スポーツ応援談― SPORTS TALK―

経営者が語るスポーツ「愛」
カクマル堂(甘党はち乃木) / 奥村 大祐 取締役

中区の中央通りの甘党はち乃木を経営。1904(明治37)年に絵はがき販売で創業後、58(昭和33)年に甘党はち乃木を開業して現在は3代目の祖母が社長です。私は広島中央通商店街振興組合理事、市商店街連合会青年部会長を務めています。
 参加するNPO法人セトラひろしまが4月24日〜5月9日に、ゲームアプリ「ビットにゃんたーず」を基にサンフレッチェ広島と連携し、まちなかウォーク企画を計画。店舗スポットを登録し、ゲーム参加者がスポットを目指して来街し、誘客につなげる仕組みで、サンフレッチェには選手の写真やキャラクターのサンチェ・フレッチェ、景品の観戦チケットなどを提供していただきます。中央公園サッカースタジアムの整備が進み、スポーツでのにぎわいづくりに貢献したいですね。中央通商店街では2018年に広島パルコ敷地内でカープ応援コンサートを開き、応援歌「宮島さん」などを演奏。翌年は優勝を逃したため、オータムコンサートとして継続しました。昨年は新型コロナで中止でしたが、優勝コンサートとして復活させたい。
 安佐南区の大塚小学校ではサッカーチームに所属し、エディオンスタジアムが近く、サンフレッチェは身近なチームでした。中学校教師の父の影響から、中学高校はソフトテニス部で、高校時代に広島地区でダブルス5位になったこともあります。サッカー観戦は日本代表の試合もテレビで欠かさず見ています。中心部の商店街の有志で、サッカーチームをつくりたいと考えています。

コラム― COLUMN ―

                                   
記者が注目する「こぼれ話」
卸団地に自動運転バス

総事業費1000億円を投入し、328ヘクタールを造成。西日本最大規模の西部流通団地が1982年に完成し、来年で40年になる。施設老朽化に伴って団地リニューアル構想を進める西区商工センターの広島総合卸センターは3次元(3D)画像技術により、「AIを活用した団地内の効率的な物流や自動運転技術の地区内導入」などをテーマに、新しい街のイメージをビジュアルに描く「まちづくり提案」事業を進めている。
 卸センターは、団地中心部にある「広島サンプラザ」と「広島市中小企業会館・総合展示場」両施設と機能を一カ所に統合する、メッセコンベンション施設誘致・整備を中心とした再開発構想を提言。これをきっかけに人、物、情報が世界から集まる国際会議や見本市といった「MICE(マイス)」都市構想が持ち上がり、広島市関係部局のほか、卸センターなどの団地組合や広島市中央卸売市場、地元町内会などで検討会をつくる。
 3Dを活用する「まちづくり提案」は、昨年6月に全国卸商業団地協同組合が実施する団地機能向上支援事業(2カ年)に採択され、4分3程度の助成を含む4000万円近くの予算を組む。これを受け、同年7月に市関係部局、県中小企業団体中央会、アール・アイ・エーら専門家と組合理事らで「機能向上支援事業委員会」を設け、本年度中にビジュアル提案をまとめることにしている。
 パンデミックでやや水を差された格好だが、MICE施設誘致が具体化すると、さらに大勢の人が団地へ押し寄せる。これを受け入れる最寄りのJR新井口駅・広電商工センター入り口駅の拡張建て替え、駅前ロータリー整備、ペデストリアンデッキ延伸などのほか、団地内の交通混雑を解消し、物流と人の流れをどのようにさばくのか。委員会はこうした新たな課題の解決策を探る。
 例えば、自動運転技術を導入したバスを運行し、新井口駅から商業施設アルパークを経て団地東側ブロックの周回道路に入り、商業施設レクト〜にぎわい施設を併設した全面建て替えを計画する市中央卸売市場〜構想中のMICE施設などを巡回するコースを想定。併せて自動運転で走行する小型の乗り物をスマホで呼び出し、団地内を移動できる案などを検討する。団地内企業の物流、業務に支障が出ないよう、自動運転の走行エリアを限定。またAI技術を活用し、効率的な物流の可能性などを模索する。
 激動する流通界を反映し、団地とその周辺部にある大型商業施設も大きく変貌しつつある。2017年にレクトが開店。2年後に大和ハウス工業がアルパーク東・西棟を三井不動産グループから取得。翌年、西棟の天満屋が閉店。今年は9月にスーパーのハローズ草津新町店、10月にダイレックス広島商工センター店がオープン予定。さらに来年春にアルパーク西棟がリニューアルオープン、23年春には東棟が全面リューアルオープンする予定。
 新しい街の姿を3Dで描く「まちづくり提案」は、長期的な課題の「流市法の規制緩和」と「地域の核となる新しい施設整備(中小企業会館建て替え)」なども検討する。いつ完成するのか、AIで一発回答できないのだろうか。

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